JR東日本は16日午前、停電により山手線や京浜東北線が全線で運転を見合わせた影響で、東京―大宮間で臨時の東北新幹線を運転すると発表した。
※情報は随時更新します。
16日午前3時50分ごろ、JR新橋-品川間の設備に停電が発生し、影響で山手線の内回りと外回りの全線が始発から運転を見合わせた。京浜東北線も一部区間を除いて停止が続いた。他路線への振り替えなどで主要路線は通勤・通学客で軒並み混雑し、首都圏の交通網が混乱した。
警視庁と東京消防庁によると、同日午前8時前に「JR田町駅近くの線路内で出火した」と通報があり、電気設備が燃えて約1時間半後に鎮火した。JR線で発生した停電との関連は不明。
京浜東北線は始発から一部区間で動いた後に全線で止まった。その際に新橋-浜松町などで計2本が駅間停車した。線路に乗客を降ろして移動させた。東京消防庁によると、田町駅近くで乗客ら7人が手当てを受けた。混雑の影響で体調不良になるなどしたとみられる。
JR東日本によると、新橋-品川間の電気設備に異常があるとみられる。現在田町駅の改良工事をしており、夜間作業で設備への送電を止めていた。始発の運転に向けて設備に送電しようとしたが、できなかった。原因を調べている。山手・京浜東北線の再開は午後1時ごろを見込んでいる。
朝の主要駅では「運転再開の見込みはない」と放送があり、別路線への振り替え乗車を案内した。通勤で東京駅から山手線に乗ろうとした女性(81)は「地下鉄を使うか、頑張って歩くかどうしよう」と困っていた。
JR東は、山手線などが止まったことを受け、東京-大宮間で臨時の東北新幹線を運行した。
金子恭之国土交通相は閣議後記者会見で「JR東日本に原因究明と再発防止を指示した。公共交通機関としての自覚を持って安全輸送に万全を期してほしい」と述べた。
◆駅は入場規制、車内の空調切れて担架で運ばれる人も
線路上で停止した電車内では空調が切れて窓ガラスが曇り、乗客らは近くの駅まで線路上を歩いて移動した。東京都心で16日にあったJR山手線などの運転見合わせ。施設の停電が原因で、朝の通勤・通学ラッシュを直撃して周辺路線も含め大混乱となった。体調不良のため搬送される人の姿も見られ、乗客らは一様に疲労した様子だった。
JR東神奈川駅から通勤で京浜東北線を利用した横浜市の会社員(51)が乗った電車は、高輪ゲートウェイ-田町間で停止。1時間以上動かず、空調が切れ密集した車内では温度が上がり上着を脱ぐ人も。電車を降り田町駅まで線路上を歩いて移動したといい「もし急ぎの仕事があったらどうなっていたか。明日は共通テストなので受験生に影響ないといいが」と話した。
田町駅周辺には救急車両などが並んでサイレンの音が鳴り響き、改札内に進入できないよう規制線が張られていた。構内から出てきた乗客は疲れた様子で、駅員に運行状況を確認する人や救急隊に担架で運ばれる人もいた。
品川駅では多くの人が足止めされ、運行していた横須賀線を待つ長蛇の列ができた。東京駅まで新幹線で向かう人も見られ、横浜市の30代の男性会社員は「タクシーを使おうとしたが50分近く待つそうで諦めた。歩くしかないのか」と語った。
▼交通ニュース
▼交通情報のお役立ちサイトへ
高速道路、鉄道、船などの外部サイトまとめ
※うまく機能しない場合は「交通情報」の下にある文字をタッチしてください







