三条養護学校の1年生だった16歳ごろの矢沢宰(矢沢宰記念事業実行委員会提供)
三条養護学校の1年生だった16歳ごろの矢沢宰(矢沢宰記念事業実行委員会提供)

 2026年は午(うま)年で、60年に一度の「丙午(ひのえうま)」に当たる。馬は力強さを象徴し、丙午は行動力や前進するエネルギーが高まる年といわれる。長岡、見附、小千谷の3市で午年に起きた出来事を振り返り、新たな一年を駆け抜けよう。

 見附市の詩人、矢沢宰(おさむ)は60年前の午(うま)年に当たる1966(昭和41)年、21歳の若さで生涯を終えた。病を患い、死と直面しながら生命力にあふれた詩を残し「生命(いのち)の詩人」と呼ばれてきた。純粋な思いをつづった詩は、詩碑や漫画などを通してより身近な存在となり、多くの人の心に刻まれ続けている。

 矢沢は終戦前の44年に中国で生まれ、...

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