
東電による管理を示す「TEPCO」マークのある木道=2025年10月中旬、尾瀬国立公園
国内有数の湿原で知られる尾瀬国立公園(新潟、群馬、福島、栃木)は、約4割の土地を東京電力グループが所有している。東電が尾瀬を手放すかもしれない-。東電福島第1原発の事故が起きた2011年、関係者の間に不安が広がった。事故を起こした東電が賠償や廃炉の責任を負い、経営状況が悪化したからだ。東電は保有継続を表明したものの、民間企業が主要な管理主体となる自然保護のあり方を問い直すきっかけとなった。15年がたち、尾瀬を取り巻く状況は変わりつつある。多様な担い手による協働で広大な自然の宝庫を守れるか。関係者を訪ね歩き、課題を探った。(報道部・桑田実結)=3回続きの1=
昨秋、記者は群馬県側の登山口から木...
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