(背景写真は昨年の観桜会)

 “日本三大夜桜”として知られる「高田城址(じょうし)公園観桜会」が4月3日、上越市で開幕します。会期は4月19日までの17日間です。毎年多くの花見客が詰めかける新潟県を代表する一大イベントですが、どこから訪れる人が多いのでしょうか?そして気になる混雑の時間帯は?

【関連記事】
観桜会開幕!臨時駐車場、通行止め情報まとめ

 匿名化されたスマートフォンの位置情報のビッグデータを基に、昨年の観桜会を可視化してみると、さまざまな結果が見えてきました。ぜひ今年の観桜会を訪れる際の参考に!!

 では、早速、結果を詳しく見ていきたいと思います。

分析にはソフトバンクグループの情報サービス会社「Agoop」が開発した「マチレポ」「コンプレノ」を使用。アグープ社は利用者の同意を得たスマートフォンアプリの位置情報などを匿名化して活用している。今回は高田城址公園に一定時間以上滞在している人を対象にした(移動軌跡の動画は10分以上、来場者分析は15分以上)。人数は推計。動画に表示される矢印の色や数は人の移動の軌跡や速度を表す。赤→黄→緑→青の順で移動速度が速い。

春日山城→高田城は鉄板ルート!?

 昨年2025年の観桜会は記念すべき100回目の節目でした。会期は3月28日~4月13日。会場の桜の満開が宣言されたのは会期終盤の4月9日でした。

 満開になって最初の土曜日となった4月12日。この日の上越市は早朝に一時雨が降りましたが、その後は晴れて花見日和となりました。

 会場に人が集まり始めたのは、早朝午前7時ごろから。どんどん人の密度が高くなり、午前10時ごろからは臨時駐車場となっていた関川右岸や上越モール周辺からも人が多く移動している様子が見てとれます。

 日中は春日山城跡に訪れる人も多くいました。昼は「日本100名城」(財団法人日本城郭協会選定)の山城・春日山城跡を散策し、夜は夜桜が映える「続日本100名城」(同)の高田城というルートを選ぶ人が多いのは納得の結果です。

春日山の上杉謙信公像

 最寄りの幹線道路「上越大通り」は一日中交通量が多い状況ですが、午後、特に夕方に近づくにつれて混雑がひどくなっていました。

県外客はどのくらい?どこから?

 次に同じ4月12日に、どこから高田城址公園に来た人が多かったのかを広域の動画で見てみたいと思います。気になる、どの時間帯が混むのかも分析しました。

この下に、県外からなどの移動を広域で分析した動画があります。

 動画を見ると、夜明け前の時点でかなり遠方から向かい始めている人がいたことが分かります。遠くは関西、東海方面から北陸を抜けて向かっていた人もいたようです。首都圏や隣県の長野、富山県からも多くの人が訪れている様子が分かります。夜遅くまで広範囲で人の移動が続いていました。

最も混んだ時間帯は?やっぱり…

満開の桜を楽しむ人たち(※昨年の様子です)=2025年4月9日、高田城址公園

 ことしも観桜会を楽しみにしている人も多いと思います。気になる会場の混雑具合をグラフにすると...

残り1384文字(全文:2531文字)