
新潟署と統合し県警分庁舎となる現在の新潟中央署=2026年3月、新潟市中央区寄居町
新潟中央署(新潟市中央区寄居町)と新潟署(中央区上所1)が4月1日に統合し、現在の新潟署に庁舎を置く新「新潟中央署」となる。関屋分水路と信濃川、日本海に囲まれた中央区の「新潟島」を管轄し、かつて県内最大規模だった新潟中央署が約150年の歴史に幕を下ろし、新潟島から警察署がなくなる。新潟中央署の発足から閉署までを街の変化とともに振り返る。(報道部・蓬田理菜)
「新潟県警察史」などによると、1872(明治5)年に設置された新潟市中邏卒(らそつ)屯所(とんしょ)がその5年後に新潟警察署と改称されたのが新潟中央署の原点。その後の変遷を経て、1962年に新潟西警察署から新潟中央警察署に改称した。署員数は1878年に72人、1912年に100人、45年に209人などと増加し、いずれも県内最大規模を誇った。
署は西堀通や川端町などへの移転を繰り返し、70年に現在の寄居町に移った。当時は柔剣道場などを備えた別棟があり、署員や機動隊員が鍛錬を重ねた。地下1階には食堂や理髪室もあった。約25年前に新潟中央署に勤務していた現役の警察官は退勤後に食堂で朝食を取っていた日々を振り返り、「無事に終わった安堵(あんど)感と解放感に浸りながら食べた目玉焼きの味が忘れられない」と懐かしむ。
2000年ごろの古町地区には...
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