
寄贈された「越前青石」(手前)も展示している「有願遺墨展」=新潟市中央区
良寛との親交で知られる江戸時代の禅僧、有願(うがん)の作品を紹介する「有願遺墨展」が、新潟市中央区の旧小澤家住宅で開かれている。開催に合わせて南区の住民団体「有願会」が、有願や北前船にゆかりがあるとされる「越前青石」を市に寄贈した。市は「新潟の交易史を考える上で貴重な資料になる」と歓迎し、有願作品と並べて展示している。
「越前青石」は、福井市の笏谷(しゃくだに)地区で採掘されたことから「笏谷石」とも言われる。加工しやすく、北前船の航海の安定を保つ重りとして使われ、各地の港から流通したとされる。
寄贈された越前青石は板状で、有願が晩年過ごした円通庵(南区新飯田)で15年ほど前に見つかったうちの一つ。有願が托鉢(たくはつ)で得たコメを越前青石と交換し、...
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