桜井美奈さんの新刊「家(族)壊します」
桜井美奈さんの新刊「家(族)壊します」

 新潟市在住の小説家、桜井美奈さんが書き下ろしの新作「家(族)(かぞく)壊します」を刊行した。県内で見かけた看板からイメージを膨らませた連作ミステリーで、家と家族の「解体」と「再生」を描く。桜井さんは「日常に潜むささいな疑問や違和感を形にした作品。地元の皆さんにも、身近な物語として手にとってもらえるとうれしい」と話している。

 22歳の海愛(みあ)は、先天性の腎疾患を抱える5歳の妹を日常的に世話している。父母との関係が悪化して孤立を深めた海愛は、解体業者の折原に「私の家族を壊してください」と頼む-。

 建物の解体を通じて親子のすれ違いや不倫、失踪といった家族の問題が少しずつ明らかになっていく物語。...

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