「SSFF&ASIA 2026」、上映ラインナップ約250作品発表
「SSFF&ASIA 2026」、上映ラインナップ約250作品発表

 米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2026各部門ノミネート作品および特別上映作品が23日、映画祭オフィシャルサイトにて発表。チケット販売も開始された。

【画像】注目作がずらり!「SSFF&ASIA 2026」作品(一覧)

 発表されたのは、「シネマエンジニアリング」のテーマのもと、来年のアカデミー賞へのノミネート権とグランプリ=ジョージ・ルーカスアワードをかけたライブアクション部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門のコンペティションに加え、「Cinematic Tokyo」や「Women in Cinema」、「Shibuya Diversity」など多様なキュレーションで世界の最新ショートフィルム約250点。

 世界の多様な価値観を、人間にとってユニバーサルな「食」の視点でつなぐ「カリナリープログラム:食の記憶」、アニメーションから舞踊、音楽、ファッションまでを会場となるMoN TAKANAWAの畳の間で体験する「アートプログラム」は注目のプログラムとなっている。

 特別上映作品には、ショーン・ベイカー監督×ミシェル・ヨー主演のマレーシアの夜市を舞台にしたコメディ『サンディワラ』や、「エターナル・サンシャイン」のチャーリーカウフマンが監督する詩的で幻想的な『青い世界の扉が開くとき』といった映画好きにはたまらない作品が並ぶ。

 また韓国プログラムには、K-POP界でも活躍するSHINeeのリーダー・オンユが主演するホラー作品や、ドラマ『私の解放日誌』のソン・ソックが制作・ほぼ全編一人芝居で緊迫感あふれるサスペンス『夜釣り』など大注目の作品がそろった。

 優秀賞が翌年のアカデミー賞短編部門へノミネートできる権利をもつ、コンペティション部門では、ジャパンカテゴリーで、オダギリジョーと有村架純が主演の全編バーチャルプロダクションの『mopim(ムパン)』、太田奈央(元AKB48)主演、ワンカットで紡がれる物語『まわりまわる』、芥川賞受賞の又吉直樹(ピース)が原作・脚本を手掛けた時代劇『死生の峠』など話題作が多数選出。

 国外作品でも、「ブリジッ ト・ジョーンズの日記」のレネー・ゼルウィガーが監督を務めるアニメーション『モクモクぷんスカくもがやって来る!』、ミシェル・ヨーがプロデュースするムエタイをテーマにしたドラマ作品『僕らはファイター』、ティルダ・スウィントンがパゾリーニの遺した芸術をあらためて見つめ直すドキュメンタリー『エンボ ディーング・パゾリーニをまとって-引き寄せの法則』などのショートフィルムが選出された。

 このほか、今年特集する「カリナリープログラム:食の記憶」には、実在するラーメン店「麺処まろ」をモチーフに、齊藤工がプロデュースするショートフィルム『私たちが麺処まろに通うまでに至った件』 や、「アートプログラム」では、シシヤマザキによるアニメーション 『くるくる』、また、昨年からも増加傾向のAIを活用したショートを特集するAIプログラムも注目される。

 「SFF & ASIA 2026」では、最先端の映像技術がショウケースされるとともに、人間が五感で感じる作品についても考える。生きるために必要な「食」に宿る人々の記憶のドラマ、視覚だけでなく、音や触感、嗅覚までインスパイアされる「アート」なショートフィルムなど、東京各会場で楽しめる。特に、畳敷きの空間と革新的な「アートプログラム」との融合は、これまでにない映画祭体験として感性を揺さぶられる。 

 なお「SSFF & ASIA」は東京都と連携し、東京の魅力を発信するプロジェクトとして、東京をテーマにしたショートフィルムを世界から公募する「Cinematic Tokyo部門」を2016年に設立。 今年も様々な「東京」が表現された5作品が、Cinematic Tokyo部門として上映、配信する。また優秀賞(東京都知事賞)も発表する。

 さらに、日本のクリエイター支援を目的に、NewsPicksにて縦型コンテンツ制作に取り組み、プロデューサー・萬野達郎氏を迎え、「縦型ショートフィルムの急速な普及が映画表現にどのような影響を与えているのか」をテーマにクリエイターセミナーを開催する。