「見守り付き送迎システム」で練習場まで送られてきた中学生=長野市
「見守り付き送迎システム」で練習場まで送られてきた中学生=長野市

 新潟市の高校生がソフトテニス部の遠征中に死亡したマイクロバス事故を巡り、安全対策の不備や学校の費用負担の重さを指摘する声が上がっている。民間の送迎サービスや自治体による移動費の一部補助など、同様の事故を二度と起こさないための取り組みも進む。

 5月中旬のある夕方、10人乗りのワゴン車が長野市内の中学校を巡回しサッカー部員をピックアップ。地域クラブの練習場まで送った。約9キロ離れた学校から乗ってきた中学2年の男子生徒は「(家族に送迎してもらうのを)申し訳なく思う必要がなくなり、部活動に集中できる」と笑った。

 このサービスは、4月に始動した「見守り付き送迎サービス」。国が進める公立中学の部活動の地域展開(地域移行)に伴い、広域化した部活動の移動の安全と費用抑制の両立を目指している。

 中高一貫校の長野日本大学園が所有するワゴン車を使い、長野トヨタ自動車、東京海上日動火災保険が運営に参画。利用料金は...

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