
新発田女性殺害事件で被告に無期懲役の判決が言い渡された新潟地裁の法廷=11月18日、新潟市中央区(代表撮影)
2014年に新潟県新発田市の会社員女性=当時(20)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた被告の男(39)の判決公判が18日、新潟地裁であり、無期懲役の判決が言い渡された。別の女性への強姦致死罪などで無期懲役が確定している被告を審理する異例の裁判は、確定判決と同じ、「無期懲役」が宣告された。死刑の適用を巡っては、犠牲者の人数などが重視されるとされ、判例とのバランスを取った量刑判断だと言えるだろう。
ただ、事件の発生から逮捕に6年がかかった。遺体の発見に約3カ月を要し、遺体の白骨化が進み、裁判でも殺害方法などの特定はできなかった。出廷した新潟県警幹部は確定判決の事件に続き、早期に逮捕する...
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