
阿賀町職員の公金着服について記者会見を開き謝罪する神田一秋町長(中央)と町幹部=6月3日、阿賀町津川の町役場
新潟県阿賀町の役場職員が公金を着服していた問題を受け、阿賀町は職員による着服は8年に及び、少なくとも6600万円に上ると明らかにした。6月3日に神田一秋町長らが役場で記者会見した。着服したのは建設課で会計処理を担当していた職員で「生活費に使った」と話しているという。使途不明金はさらにあり、町は職員の懲戒処分と業務上横領容疑での刑事告訴を検討している。
会見した神田一秋町長は「少人数職場のため職員の特定につながる」として、性別や年代を公表しなかった。
阿賀町によると、着服は5月29日、職員本人から申し出があり判明した。2015年4月ごろから23年3月まで、水道事業会計の支払い処理の際に小切手の...
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