ロシア科学アカデミー極東支部経済研究所とハバロフスク地方の大学が、ロシア極東の経済発展と国際協力の問題を研究するコンソーシアム(連携組織)設立に合意した。ハバロフスク地方は極東地域の学術の中心地となることが期待されており、その第一歩となる。

【2021/05/17】

 研究所が呼び掛け、ハバロフスク地方議会や行政府も協力した。極東地域の経済発展がますます重要な意味を持つようになっており、そのために研究機関の分析と専門知識を活用する。

連携組織参加に合意した研究所と大学関係者 

 設立に合意したのは、研究所と、ハバロフスク国立経済法律大、太平洋国立大など。サハリンやカムチャツカなどほかの極東地域の大学も共同の学術活動に加わる計画だ。研究所は、日本、中国、韓国、モンゴルの研究機関とパートナー関係がある。

 コンソーシアムは、ネットワークの協力、研究計画の調整、情報交換、共同での会議やセミナー、シンポジウム開催を目指す方針だ。また、地域の発展や国際協力に関する刊行物や論文の発表も予定している。