約30のテナントが入る地下商店街の西堀ローサ=13日、新潟市中央区
約30のテナントが入る地下商店街の西堀ローサ=13日、新潟市中央区

 新潟市中央区古町地区の地下商店街西堀ローサを運営する市の第三セクター「新潟地下開発」が、2025年10月までに事業継続を断念し、会社を解散する方向で検討していることが11月13日、複数の関係者への取材で分かった。ローサには現在約30のテナントが入るが、新潟市は商業施設としての再生は厳しいとの認識を示しており、市有化を含めた今後の新潟市の対応が焦点となる。新潟地下開発は11月20日に臨時株主総会で方針を示す。

 地下開発は新潟市が株式約55%を持つ筆頭株主。ローサや隣接する西堀6番館ビルの運営などを担う。23年3月期決算ではテナントからの賃貸料の伸び悩みなどが響き、7期連続の最終赤字を計上。今夏...

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