
隊員らが毎日除雪するガメラレーダー。周辺を雪上車が行き交う=1月31日、佐渡市の妙見山周辺
新潟県佐渡市の妙見山山頂(1042メートル)で、航空自衛隊佐渡分屯基地の高性能レーダー「FPS-5」周辺の除雪作業が連日行われている。風雪が吹き荒れる極寒の山道には、隊員が乗った雪上車が行き交う。
FPS-5は、弾道ミサイルの探知、追尾機能があり、全国に四つ配備されている。亀の甲羅のような特徴的な見た目から、「ガメラレーダー」の愛称で親しまれている。
レーダーはメンテナンスなどのため、毎日行き来する必要がある。冬季は除雪が欠かせない。一帯は多いときには2メートル近い雪が積もり、気温は氷点下10度前後まで冷え込む。1月31日も早朝から、隊員たちが雪上車に乗り、レーダーまでの道をつくっていた。
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