
米百俵プレイス東館に改修予定の旧北越銀行本店の建物(中央)。左側は昨年7月に開館した西館=長岡市大手通2
新潟県長岡市は2月13日、入札不調が続いていた大手通2の再開発事業「米百俵プレイス東館長岡市の大手通り沿いで進む再開発事業の一つ。旧北越銀行本店の建物を改修して東館とし、2023年7月に「ミライエ長岡」などが入り開館した西館とつなげる。ホールや屋内広場などのほか、長岡商工会議所や市商工部、観光・交流部が入る。開館は25年度を目指していたが、着工の遅れで26年度半ばにずれ込む見通し。」建築工事の入札について、清水建設(東京)・加賀田組(新潟市中央区)・大石組(長岡市)の3社による特定共同企業体(特定JV)が落札したと発表した。これにより設備工事を含む全ての入札が終了。市は議会の承認を経て3月中の契約締結と、4月着工を目指す。
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東館を巡っては2023年5月以降、入札価格と予定価格が乖離(かいり)し、3回連続で入札不調となっていた。市は資材高騰や人材確保など建築コストの増加が要因とし、整備費を23年度当初予算の65億8千万円から、92億8千万円と27億円増額した。
4回目の入札は2月9日に...
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