石川小の6年生と京家が共同開発した「加茂ティグレ」を紹介する社長の中林健さん=加茂市栄町
石川小の6年生と京家が共同開発した「加茂ティグレ」を紹介する社長の中林健さん=加茂市栄町

 スイーツで加茂の魅力を知ってもらおうと、新潟県加茂市の菓子店「京家(きょうや)」と市内の石川小学校6年生が共同開発したスティック状の焼き菓子「加茂ティグレ」が人気だ。フランスの伝統菓子から着想し、口溶けの良いチョコレートを流し入れて市のシンボル「加茂川」に見立てた。生地には特産のクリとサツマイモがたっぷり。片手で食べられる手軽さとかわいらしいパッケージも好評で、ヒット商品に成長しつつある。

 3市町で4店を展開する京家は、加茂市の花「雪椿」をかたどったサブレなど、加茂にちなんだ菓子の製造に力を入れる。2023年秋、石川小の依頼で社長の中林健さん(56)が地域や製菓への思いを児童に講話したところ...

残り640文字(全文:940文字)