
長岡市が導入した「書かない窓口」のデモ風景。実際は申請者の手元のタブレット端末に情報が表示される=アオーレ長岡
新潟県長岡市は転入・転出などの手続きで市民が申請書の記入をしなくて済む「書かない窓口」をアオーレ長岡と一部の支所で始めた。行政デジタル化の一環。市は市民の負担軽減や行政事務の効率化につながると期待している。
書かない窓口はマイナンバーカードや運転免許証の読み取りと職員とのやりとりで書類を作成する仕組み。これまでは申請者が自ら氏名や住所などを用紙に書かなければいけなかった。
書かない窓口では、手元のタブレット端末にそれらが自動で表示される。そのほかの必要事項も、画面を見ながら職員と口頭でのやりとりで進められる。
情報は課をまたいで引き継げるため、違う課に申請が必要な場合も申請者側の作業は最小限...
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