
新潟県の新発田地域広域事務組合消防本部は3月5日、傷病者を搬送する際に消防隊員が資機材を忘れ、現場への到着が約6分遅れるミスがあったと発表した。運ばれた70代男性は搬送先で死亡が確認された。
消防本部によると、ミスがあったのは3日午後3時過ぎ。聖籠町の温浴施設から、男性が浴室内で意識がない状態だと119番通報があり、聖籠分署の隊員3人が出動した。途中で血糖測定器などが入ったポーチと連絡用の携帯電話を忘れたことに気づき、分署に引き返したため到着が遅れた。救急資機材は通常、救急車内に載せているが、冬季は気温低下で機器に誤作動が生じるため、分署内で保管していた。
搬送先の医師は、多量の水が肺に達し...
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