川底に積み重なるごろごろとした岩の間を、雪解け水は勢いよく流れていく。所々でしぶきが上がる。見上げれば白く輝く妙高山。辺りには春の気配が漂うが、矢代川の水は刺すように冷たい。
両岸や中州に雪が残る3月上旬、妙高市新井地域の市街地から約4キロ上流で川面をドローン撮影した。
1級河川で全長約25キロの矢代川は妙高市の茶臼山を水源とし、上越市の高田城址(じょうし)公園近くで関川に合流する。その水は暮らしに欠かせない。新井地域約9千世帯の水道の供給源となり、農業用水として両市の田んぼを潤している。
矢代川のそばに工場を構える須弥山(しゅみせん)(妙高市志)の代表、牧野義和さん(57)はこの地域の水にほれ込んだ。...
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