
新婚女性を乗せ、子宝や安産を願う「ほだれ祭」=3月10日、長岡市来伝
子宝や安産、五穀豊穣(ほうじょう)を願う「ほだれ祭」が3月10日、新潟県長岡市栃尾地域の下来伝集落で開かれた。男根の形をしたご神体「ほだれ様」のみこしに新婚の女性が乗る奇祭で、5年ぶりの開催に、多くの見物客でにぎわった。
ほだれ様は集落に伝わる道祖神で、祭りは1979年に始まり45回目。ご神体の練り歩きは新型コロナウイルスの影響で2020年以降、中断していたが、今年は見附市と茨城県から結婚1年以内の「初嫁さん」2人が参加した。
従来はほこらに安置されている重さ約600キロのご神体をみこしにしたが、住民の高齢化などから今回は一回り小さい約300キロの分神を乗せた。「しょいやしょいや」のかけ声に...
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