
海岸保全基本計画の変更に向け専門家が議論した技術部会の初会合=3月11日、新潟県庁
    新潟県は温暖化など近年の気候変動を受け、海岸の保全や整備の在り方を取りまとめた「海岸保全基本計画」を変更するための技術部会を設置し、3月11日に初会合を開いた。専門家らが、高潮や波浪、津波など海洋からの力(外力)が将来どれほど増大するか検討し、2025年度末までの計画変更を目指す。
国は20年に海岸保全基本方針を改定し、各都道府県に気候変動の影響を考慮した計画改定を求めている。新潟県関係では新潟北沿岸、糸魚川エリアなどを含む富山湾沿岸、佐渡沿岸の3カ所で基本計画が策定されている。
この日の初会合では、高潮や波浪の影響が将来どれほど変化するか推定するため、新潟沿岸の地形特性を踏まえた新たな計算...
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