
海沿いのまちを練り歩くみこし行列=2023年5月3日(白山媛神社氏子会提供)
新潟県長岡市寺泊地域の総鎮守「白山媛(しらやまひめ)神社」(寺泊大町)の春季大祭で行われるみこし行列を継承しようと、地域住民が参加者の一般募集に乗り出した。地域の高齢化や人口減少が進み、担い手が不足する中、外部の力を借りて、伝統ある行列を守る試み。住民は「海や魚のイメージが強い寺泊だが、歴史や文化も知ってほしい。ぜひ参加してほしい」と呼びかけている。
白山媛神社は、海上安全の神様として古くから漁師らが深い信仰を寄せてきた。みこし行列は毎年5月3日に行い、新型コロナウイルス禍での中止を経て昨年、4年ぶりに催した。行列は太鼓や笛からなる「前楽(まえがく)」や天狗(てんぐ)、奴(やっこ)、みこしな...
残り503文字(全文:803文字)