
新潟県下越地域9市町村の2024年度一般会計当初予算案が各議会で可決されている。いずれの自治体も前年度当初を上回る積極予算を組んでおり、中でも村上、五泉、阿賀野、胎内の4市と粟島浦村では過去最大規模だ=表参照=。大型事業の予算計上などが総額を押し上げたが、国の制度や基準の変更も要因といえる。
関川、粟島浦の両村で前年度当初比20%以上増加したほか、金額では阿賀野市の31億円増を筆頭に新発田、五泉の両市も25億円以上のアップ。財政健全化集中取組期間にある村上市も過去最大(前年度比0・5%増)となった。
過去5年(19〜23年度)の当初予算平均額と比べても、全市町村で上回る。
主な大規模事業では...
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