
小林製薬は3月29日、「紅こうじ穀物を発酵させるカビの一種であるこうじ菌のうち、紅こうじ菌を米に混ぜて発酵させたものを使ったサプリメント。大阪市が回収命令を出した小林製薬の「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」など3商品はいずれも機能性表示食品だった。」を使ったサプリメントを摂取したとみられる1人の死亡を新たに発表し、疑われる死者は計5人となった。大阪市で開いた記者会見で、体調不良を訴えた約800人について通院費用などを補償すると明らかにした。解析の結果、サプリ原料から青カビ由来の「プベルル酸厚生労働省によると、青カビから産生される天然化合物。抗生物質としての特性があり、抗マラリア作用が報告されている。腎臓への影響は不明として、国立医薬品食品衛生研究所が検証を進める。小林製薬の「紅こうじ」サプリメントには本来は含有されていないが、同社が健康被害のあった製品ロットを分析したところ検出された。」が検出された。原因物質の可能性もあり、国立医薬品食品衛生研究所などと検証を進める。武見敬三厚生労働相は、原料を製造していた大阪工場(大阪市、2023年12月に閉鎖)を大阪市と協力し3月30日に立ち入り検査すると明らかにした。
小林章浩社長は健康被害について「今回の件が社会問題にまで発展し深くおわび申し上げる」と述べ、...
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