カタクリの群生でも知られる棚田を指し示す佐野誠五さん=三条市北五百川
カタクリの群生でも知られる棚田を指し示す佐野誠五さん=三条市北五百川

 「日本の棚田百選」に選ばれていた三条市の「北五百川(きたいもがわ)の棚田」で、大部分の作付けが、ことし限りとなる。約400年続くとされる棚田だが、高齢に加え深刻化するイノシシやサルの獣害によって、中心となる農家が来年以降の耕作を断念したためだ。

 棚田は粟ケ岳の裾野に広がり、水源地でもある。面積は約150アールで、約120アールを管理する佐野誠五さん(77)が、そのうち約20枚に及ぶ90アール分に作付けする。約400年前に先祖が移り住み、15代にわたり稲作を続けてきた。

 50年ほど前にほ場整備されたが、あぜの草刈りなど作業は重労働だ。...

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