良寛の里美術館で始まった企画展。十日町市の画家、羽鳥絹世さんが貞心尼を描いた作品が目を引く=4月6日、長岡市島崎の良寛の里美術館
良寛の里美術館で始まった企画展。十日町市の画家、羽鳥絹世さんが貞心尼を描いた作品が目を引く=4月6日、長岡市島崎の良寛の里美術館

 書家や歌人として知られる良寛や弟子の貞心尼にまつわる作品を集めた企画展「良寛をめぐる人びとと良寛の魅力」が4月6日、新潟県長岡市和島地域にある良寛の里美術館で始まった。良寛や貞心尼の遺墨のほか、新たに所蔵品として加わった、十日町市の画家が描いた貞心尼の日本画など約50点が並んでいる。

 年3回に分けて行う企画展の第1弾。今回は貞心尼に関連する作品を中心に、良寛の遺墨や良寛を研究した人らの著書なども集めた。

 今回の展示の目玉は、十日町市在住の日本画家、羽鳥絹世(きぬよ)さん(74)が描いた「晩秋の露(つゆ)」の初公開だ。貞心尼が良寛と詠み交わした歌などをまとめた「蓮(はちす)の露」にあった和歌か...

残り188文字(全文:488文字)