
出雲崎町役場
新潟県出雲崎町は1月1日の能登半島地震で明らかになった津波避難の問題解決につなげようと、2024年度当初予算に新規事業として、津波避難場所の高台と内陸側にある避難所を結ぶ通路整備の可能性を探るなどの予算594万円を盛り込んだ。
事業は「津波避難緊急支援施設基本計画策定業務委託」で、通路整備の可能性を探るほか、避難ルートの見直しも検討する。
能登半島地震発生の際、出雲崎町では、津波警報で隣接する高台に避難した海岸地区の住民が、高台に雨風をしのげる場所や備蓄品がなく、寒さに耐えながらとどまらざるを得なかった。また、高台には避難所のある内陸側への通路がなく、救助も来ないなど津波避難の課題が浮き彫り...
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