
街頭で早期救済を訴えた新潟水俣病第5次訴訟の原告や支援者ら=4月8日、新潟市中央区
4月18日の新潟水俣病第5次訴訟判決を前に、原告や支援者らが8日、新潟市中央区の古町十字路で街頭に立ち、裁判への理解を求めた。提訴からすでに10年が経過し、原告らは「これ以上裁判を長引かせないためにも、絶対に負けるわけにはいかない」と気勢を上げた。
阿賀野患者会や支援団体などから約40人が参加。ビラを通行人に手渡しながら、署名を呼びかけた。
判決を前に、初めて街頭に立った原告もいた。新潟市東区の女性(84)は、震える手でマイクを握り「手足のしびれやこむら返りが続いてきた。被害者の全面救済を現実のものにするためにも勝訴したい」と訴えた。
原告団長の皆川栄一さん(80)=阿賀町=は「生きているう...
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