
オンライン中継で、熊本地裁の判決結果を見て落胆する新潟水俣病第5次訴訟原告団長の皆川栄一さん(右)ら=22日、新潟市中央区
「がっかりだ」「あきれて怒りも感じない」。全原告の訴えを退けた熊本地裁判決を受け、新潟水俣病第5次訴訟の原告からは3月22日、怒りの声が上がった。昨年9月、全原告を水俣病と認めた大阪地裁判決で歓喜に沸いたのとは一転した。4月18日には新潟地裁で新潟水俣病第5次訴訟の判決が言い渡される。原告たちは「必ず勝訴して覆すしかない」と次を見据える。
午前11時、新潟市中央区に集まった第5次訴訟の原告や支援者ら約20人がオンライン中継で判決を見守っていた。「不当判決」と書かれた旗が出されると、会場は静まり返った。
第5次訴訟原告団長の皆川栄一さん...
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