
能登半島地震を受けて新潟県佐渡市は、地震などで孤立する恐れの高い集落への対策を進める。海岸沿いにある岩首と岩谷口の2地区をモデル地区に選定し、非常食の備蓄と避難訓練を実施。自衛隊などの救助が来るまでの間、一時避難により命を守る体制づくりを支援する。
2地区は過去に付近で土砂崩れの事例があり、自主防災会で避難計画が作成済みであることも踏まえ、市が選定した。2024年度に非常食や水を集会所に配備し、津波からの避難訓練も実施する。
このほか、市はがけ崩れの恐れや、迂回(うかい)路や港の有無などから判断し、孤立する恐れの高い集落をリスト化する。その上で救助や支援の方法を考え、集落とも情報共有する。
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