
「恋心」などが見頃を迎えたチューリップ畑=4月19日、佐渡市八幡
新潟県佐渡市八幡のチューリップ畑で、新潟県オリジナル品種の「恋心」約15万本が見頃を迎えている。徐々に濃くなるピンク色と柔らかな波打つ花弁が特徴で、砂丘地を鮮やかに彩っている。
畑はJA佐渡球根倶楽部(くらぶ)の部会長、石井孝良さん(73)が所有する約80アールで、恋心を含む約30万本のチューリップを栽培、一般公開している。八幡地区は約50年前、生産者が約130人に上るなど新潟県内でも一大産地だったが、今では島内の栽培者は石井さんだけとなった。
石井さんによると、恋心は咲き始めは白いが、数日後に深いピンク色となり、色の変化を楽しめる。3月下旬の低温が影響し、昨年より1週間ほど見頃が遅くなって...
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