新潟県警小出署は4月19日、南魚沼市の60代会社員男性が交流サイト(SNS)で知り合った女に計221万円をだまし取られる被害があったと発表した。ロマンス詐欺事件とみて調べている。

 小出署によると、男性は2月中旬ごろ、スマートフォンに「メッセージを交換しましょう」と連絡があり、日本人女性を名乗る人物と知り合った。

 1カ月ほどやりとりして恋愛感情を持たせた後、オンラインショップを出店すればもうけることができるなどと、話を持ちかけられた。商品の仕入れ代を理由に現金を要求され、男性は3月28日までに、少なくとも13回にわたり計221万円を指定された口座に振り込んだ。

 男性がSNS上で表示された店の利益を現金で引き出そうとしたところ、さらに現金を要求されたため詐欺を疑い、小出署に被害届を出した。