街頭で全被害者の救済を訴える原告団長の皆川栄一さん=20日、新潟市中央区
街頭で全被害者の救済を訴える原告団長の皆川栄一さん=20日、新潟市中央区

 4月18日に出された新潟水俣病第5次訴訟の新潟地裁判決を受け、原告や支援者らが4月20日、新潟市中央区の古町十字路で街頭活動をし、改めて全被害者の救済に向けた支援を呼びかけた。国の責任を認めなかった判決を「問題のある判断だ」とし、今後も国に解決を求めていくと強調した。

 判決では原告47人のうち26人を水俣病と認め、国の責任は否定した。被告の昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)は判決を不服として控訴した。

 この日の街頭活動には約30人が参加。「控訴に怒り」「最後まで闘う」などと書かれたボードを持ち、マイクを握った。原告団長の皆川栄一さん(80)=阿賀町=は「10年間闘ってきて、望んでいた...

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