三島億二郎をテーマに開かれた講演会=長岡市大手通2
三島億二郎をテーマに開かれた講演会=長岡市大手通2

 北越戊辰戦争後の越後長岡の再興を、長岡藩大参事として推し進めた三島億二郎(1825〜92年)の足跡をたどる講演会が新潟県長岡市大手通2のミライエ長岡で開かれた。戦争で荒廃した長岡を産業、教育などの面で着実に復興させていった手腕について、参加者が学んだ。

 河井継之助記念館友の会が4月20日に開催し、約80人が参加。長岡市の郷土史研究家、井辺吉伸さん(55)が講演した。

 三島は長岡藩軍事総督の河井継之助、大参事の小林虎三郎と共に幕末の長岡藩の「三傑」と称される。

 井辺さんは、復興には教育と経済が重要であるという趣旨が書かれた三島の日記を紹介。これに基づき、幅広い人脈を駆使して、長岡洋学校(現長岡...

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