直江津空襲の追悼集会で黙とうする参加者=5月5日、上越市黒井
直江津空襲の追悼集会で黙とうする参加者=5月5日、上越市黒井

 太平洋戦争末期、空襲による新潟県内初の犠牲者が出た「直江津空襲」から79年となった5月5日、爆弾投下地点に近い新潟上越市黒井の公園で追悼集会があり、参加者が戦争の記憶と平和の大切さを語り継ぐことを誓った。

 空襲は1945年5月5日午前11時過ぎにあり、米軍機B29が直江津の工場群を標的に爆弾7発を投下した。市民団体「直江津空襲と平和を考える会」によると、3人が死亡し、4人が重軽傷を負った。

 集会は、空襲を後世に伝える標柱が公園内に設置された1991年から「考える会」がほぼ毎年開いている。

 2024年は約20人が参加し、空襲警報が発令された午前11時15分、標柱に向かい黙とうをささげた。続いて...

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