
火災があった「杭州飯店」の店内。奥の厨房付近が燃えた様子がうかがえる=5月20日、燕市燕
5月19日夜に新潟県燕市燕のラーメン店「杭州飯店」で発生した火災で、休業日だった当日に従業員が厨房(ちゅうぼう)で仕込み作業をし、火を消し忘れてその場を離れたことが20日、燕・弥彦総合事務組合消防本部への取材で分かった。燕署は失火の可能性があるとみて、調べを進めている。
燕署によると、火災は19日午後6時半前に発生し、2時間半後に鎮火して、けが人はいなかった。店は鉄筋コンクリートの3階建てで、1階の厨房が火元とみられる。消防本部によると、当日は従業員が仕込みのため材料を火にかけ、消し忘れたままその場を離れたという。
杭州飯店は背脂ラーメンで知られる人気店。社長の徐直幸さん(53)は「多くの方...
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