
福岡戦に向けて調整するFW長倉幹樹=聖籠町
J1アルビレックス新潟は第16節の5月25日午後4時から、デンカビッグスワンで福岡と対戦する。15日間で公式戦5試合を戦う過密日程の最終戦に「気持ちを見せられる試合にしたい」とMF藤原奏哉。昨季YBCルヴァン・カップ覇者から、白星を奪取したい。
新潟は5月22日のルヴァン杯で、延長戦の末に2-0で秋田に勝利した。120分の激闘を終え、チームが敵地からバスで新潟に着いたのは、翌23日午前3時。MF星雄次が負傷するなど離脱者が多く、疲労もたまる中で5連戦最後の試合に臨む。
ただ、松橋力蔵監督はチームが苦しい状況下でも「いろいろなものが研ぎ澄まされている」と強調。特に顕著なのは、若手の台頭だ。MF石山青空はプロ初ゴール。MF奥村仁も得意のドリブルから石山をアシストしたほか、自らもゴールを奪った。藤原も「いつもと違った色を出してくれる。そこは頼りになっている」と、攻撃の幅が広がっていることに自信を深める。
福岡は総失点が16と、リーグ屈指の堅守を誇る。「どう崩すかは前線だけじゃなく、後ろからの攻撃参加も重要になる」と藤原。洗練されてきた攻撃で、ゴールをこじ開けたい。
◆チームを「前から助ける」・FW長倉幹樹は連戦でも疲れを知らない
「出続けられる...
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