
イベントで茶道を体験する品田宏夫刈羽村長(右から2人目)。村長選への対応が注目される。右から3人目は桜井雅浩柏崎市長=4月、柏崎市緑町
新潟県の刈羽村長選(11月12日告示、17日投開票)の告示まで、半年を切った。現在6期目の品田宏夫村長(67)を含めて出馬を見据えた動きはなく、村内に選挙ムードはあまり感じられない。東京電力柏崎刈羽原発で再稼働に向けた準備が進む中、再稼働の意義を強調する品田氏が7期目続投の意思を示すか否かが、当面の焦点となっている。
「全く考えていない。任期もまだ半年ある」。品田氏は5月中旬の新潟日報社の取材に対し、次期村長選での身の振り方について、全くの白紙であることを強調した。
品田氏は村議3期を経て、新人5人が争った2000年の村長選で初当選。04、12、20年は新人との一騎打ちで圧勝し、08、16年...
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