3回1死、左越えのソロ本塁打を放った高義博=三条市パールスタ(写真映像部・大橋奎介)
3回1死、左越えのソロ本塁打を放った高義博=三条市パールスタ(写真映像部・大橋奎介)
3回1死、高義博(右)の左越えソロで1-8。三塁コーチャーの横田コーチとタッチを交わす=5月29日、三条市パールスタ

 [新潟2-9阪神]芯で捉えた打球は美しい放物線を描いた。新潟2年目の高義博が今季初の本塁打を放った。試合には敗れたが、「いい投手から結果を出せた。自信になる」と喜んだ。

 阪神の先発は1軍で実績がある秋山拓巳。0-8で迎えた三回、直球を狙っていたが変化球がきた。泳がされたものの体をうまく残し、芯で捉えた。「レフトフライだと思った。風に乗ってくれた」と振り返る。

 打球がスタンドまで届いたのは、風だけではない。長打力を磨くために筋トレを続け、体重も昨年より約8キロ増やした。

 陽岱鋼(よう・だいかん)の存在も大きいという。ティーバッティングで打撃指導を受け、「つぶすように打つ」など、球に向かうイメー...

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