新潟労働局が245人分の個人情報記載書類を紛失、アスベスト扱った労働者の手帳交付申請書「誤って廃棄した可能性高い」

　新潟労働局は６月７日、アスベスト（石綿）を扱う仕事に従事したことがある人に交付される健康管理手帳について、新潟県内の６８人分の申請書を紛失したと発表した。関係者の名前などを含めると約２４５人分の個人情報が記載されていた。新潟労働局は「誤って廃棄した可能性が高い」とし、外部への情報流出はないとしている。

　新潟労働局によると、紛失したのは１９９７年〜２００５年の申請分。再交付の申請を受けて５月に過去の書類を参照しようとし、紛失が分かった。

　新潟労働局は再申請者に謝罪し、住所が特定できる人にはおわびの文書を送った。健康安全課の村井千晴課長は「誠に申し訳ない。局を挙げて再発防止に取り組みたい」と話し...