新潟地裁
新潟地裁

 新潟県小千谷市の無職男性=当時(58)=が自宅で殴られるなどし、死亡した事件で、傷害致死の罪に問われた長男の会社員(37)=小千谷市=の裁判員裁判の論告求刑公判が6月12日、新潟地裁(小林謙介裁判長)であった。検察側は懲役6年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は6月14日。

 検察側は論告で、被告が男性の頭や顔、胸などを拳や突っ張り棒で50回以上殴っており、「ほぼ一方的に、怒りに任せて長時間激しい暴行を加え、態様が極めて悪質だ。被告の暴行を正当化できる事情はない」と非難した。

 弁護側は「被告の家族は長年、男性からの暴力や暴言に苦しんでいた。被告のおいを連れ出すなど、経緯...

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