
新潟県は6月17日、新潟市北区の沖合約2キロの地点で採取した海水から環境基準値(1リットル当たり0・0005ミリグラム)を超える1リットル当たり0・0006ミリグラムの総水銀を検出したと発表した。脳に蓄積して知覚障害などの中枢神経障害を及ぼすといわれるアルキル水銀は検出されなかった。県によると、総水銀が検出されたのは1978年度以来2回目という。
新潟県は水質汚濁防止法に基づき、1973年度から毎年、総水銀を測定している。対象は新潟市の沖合や新潟東港など「新潟海域」の9地点。今回調べた他の8地点で総水銀は検出されなかった。
基準値を超過した原因は分かっておらず、新潟県は7月中に追加調査を実施...
残り50文字(全文:350文字)