新潟県内11病院を運営するJA新潟県厚生連(新潟市中央区)は6月21日までに、2023年度の決算を正式に公表し、純損益は35億9700万円と過去最大の赤字となった。前年度は6800万円の黒字だったが大幅に落ち込んだ。新型コロナウイルス関連の補助金減額や患者減少が影響した。本業のもうけを示す事業損益は71億9800万円の赤字だったが、入院診療収益の増加などで前年度より1億2400万円改善した。

 決算は閉院した病院なども含む。

 新型ウイルス対応への国の補助金は17億5800万円で、5類移行に伴い前年度比で42億9100万円減額となった。

 外来患者は前年度比5・5%減の178万6千人、入院患者は前...

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