
部活動の時間が短くなった中で、効率的なトレーニングに励む陸上競技部員=妙高市の新井総合公園陸上競技場
新潟県妙高市教育委員会は2024年度、中学校の部活動の時間を減らし、教員の働き方改革につなげる取り組みを始めた。平日は勤務終了時間までに制限し、最長1時間55分とすることで残業を削減する方針。土日は第1、3週を原則として活動しないこととし、段階的に地域のクラブ活動に移行する。各校は練習の質を高めるなどして、限られた時間を効率的に活用しようと知恵を絞っている。
妙高市内には新井、妙高高原、妙高の3中学校があり、部活動の顧問をしている教員は長時間労働が常態化。2019年に文部科学省が示したガイドラインでは、残業の上限を原則「月45時間、年360時間」以内と規定しているが、市内の中学校教員の多くは...
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