本格的な海水浴シーズンを前に、新潟県は7月10日までに、県内53カ所の海水浴場で行った水質調査の結果をまとめた。全てが「海水浴に適する良好な水質」だった。

 調査は4月上旬から5月下旬に市町村が行い、ふん便性大腸菌群数や油膜の有無、透明度などを調べた。

 環境省が定めた「AA」から「不適」の5段階で評価し、最も良好なAAは柏崎市の鯨波や佐渡市の二ツ亀、糸魚川市の親不知など33カ所。Aは15カ所で、粟島浦村と新潟市、長岡市、柏崎市の一部の5カ所がBだった。Cと不適はなかった。調査が始まった1973年度以降、県内で「不適」と評価された海水浴場はないという。

 県環境対策課によると、採水時の天候により調...

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