
日本政府観光局の現地事務所を訪問した花角英世知事(左)と佐渡市の渡辺竜五市長(左から2人目)=7月29日、インド・ニューデリー
【ニューデリー=遠藤寛幸本社記者】インドを訪問中の花角英世新潟県知事と佐渡市の渡辺竜五市長は29日、日本政府観光局と日本貿易振興機構(ジェトロ)の現地事務所を訪問した。「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録を契機に、世界最大の人口を擁するインドの巨大市場と新潟県をどう結びつけるか糸口を探った。
14億人超を抱えるインドは昨年、中国を抜いて人口世界一となった。日本政府観光局デリー事務所によると、2023年のインドの訪日客数は約16万6千人にとどまり、日本にとってはまだ未開拓の市場...
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