
初戦に向け選手を指導する新潟産大付の吉野公浩監督=8月7日、兵庫県宝塚市(写真映像部・菊池雪那)
全国高校野球選手権大会が8月7日、開幕し、初出場の新潟産大付は9日に花咲徳栄(埼玉)と初戦を戦う。柏崎市出身の吉野公浩監督(57)は、就任8年目でチームを甲子園へ導いた。新潟大会直前には、自身の高校野球部時代の監督で、何でも相談に乗ってくれていた大輪弘之さんの訃報が届いた。恩師への思いも胸に、初の甲子園に臨む。(運動部・山崎祥吾)
吉野監督は野球をするため長野県の信州工(現東京都市大塩尻)に進学。そのときの監督が大輪さんだった。広島の菊池涼介らを育てた人で、技術面だけでなく、あいさつや身だしなみなど「人として」の指導を厳しく受けた。
高校の野球部を引退するとき、「今までは選手と監督だったが、...
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