
花角英世知事(左)に審査意見書を手渡す八木浩幸代表監査委員=8月30日、県庁
新潟県監査委員(八木浩幸代表監査委員)は8月30日、2023年度の七つの県企業会計決算に対する審査意見書を県に提出した。県立13病院が対象で純損益が23億円の赤字だった病院事業について「危機的な状況」とし、速やかに経営改革に取り組むことを求めた。
30日に県庁で、八木氏ら4人の監査委員が花角英世知事と面会し、意見書を手渡した。
病院事業は、患者数の減少に加え、新型コロナウイルスの5類移行に伴って国からの補助金が大幅に減少したことで、前年度に比べ純損失が17億円以上拡大した。意見書では経営改革のほか、県立病院の役割や在り方の見直し、医師らの確保、医師の働き方改革を踏まえた勤務環境改善などの取り...
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