
新潟県内の私立大学(短期大学を除く)で、2024年度の入学者が定員割れしたのは15校中13校だったことが9月19日、新潟日報社のまとめで分かった。開学初年度の北里大健康科学部(南魚沼市)が定員割れするなど、前年度の10校から3校増えた。
県によると、定員全体に占める入学者の割合を示す定員充足率は、85・2%と過去10年間で最低となり、全国平均の98・19%を大幅に下回った。新型コロナウイルス感染症の5類移行で、首都圏の大学を目指す受験生が増えたことなどが背景にあるとみられる。定員総数が増えた一方、少子化で高卒者数が減少したことも影響した。
県内私立...
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