
大相撲秋場所14日目、豊昇龍(左)を押し出しで破る大の里。2場所ぶり2度目の優勝を決めた=9月21日、東京・両国国技館
大相撲秋場所14日目は9月21日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、海洋高校(新潟県糸魚川市)出身の西関脇大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=が大関豊昇龍を破り、13勝1敗で2場所ぶり2度目の優勝を決めた。大関昇進も事実上決定し「思い切ってやるだけだった。最後は気持ちだった」と話した。
2023年夏場所の幕下10枚目格付け出しでの初土俵から所要9場所で大関に昇進すれば、昭和以降で最速記録となる。大の里は直近3場所で合計34勝とし、大関昇進の目安とされる33勝を上回った。
今場所は攻撃的な取り口が光り、192センチ、182キロの堂々たる体格と馬力を生かした鋭い出足で圧倒。初...
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